ゼンショーHDは、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」の全店舗を新ブランド「ゼッテリア」へ順次転換すると発表しました。1972年の誕生から親しまれた屋号は国内から消滅します。2023年の買収後、自社のノウハウ活用のため段階的に転換を進めており、最終的に約280店舗となる見込みです。
かつてのロッテリアの主力商品といえば?
ロッテリアの代名詞といえば、2007年に登場した「エビバーガー」と、看板メニューの「絶品チーズバーガー」です。特にエビバーガーは、プリプリの食感と独自のタルタルソースで長年不動の人気を誇りました。新ブランド「ゼッテリア」という名称も、この「絶品チーズバーガー」と、気軽に楽しめるカフェ(カフェテリア)を組み合わせたものと言われています。
近年のファストフード業界の価格上昇の動向は?
この10年、ファストフード業界は「ワンコイン(500円)で食べられる軽食」から「1,000円前後の食事」へと大きく変貌しました。
- 原材料・物流費の高騰:輸入小麦や牛肉、食用油の価格上昇が直撃。
- 人件費の上昇:深刻な人手不足により、アルバイトの時給単価が上昇。
- 二極化:マクドナルドのような低~中価格帯と、モスバーガーや「ゼッテリア」が目指すような、品質重視の中~高価格帯への分化が進んでいます。
まとめ
半世紀以上の歴史を持つ「ロッテリア」の消滅は、日本の外食史における大きな転換点です。ゼンショーHDは、自社の強固な食材調達網と、人気メニューを冠した「ゼッテリア」を融合させることで、激化するファストフード業界での再起を図っています。慣れ親しんだ屋号が消える寂しさはありますが、新ブランドがどのような「新しい味」を届けてくれるのか注目が集まります。
参考:名前の由来はゼンショー+ロッテリアで「ゼッテリア」ではないの?
公式の発表では「ゼンショー」の「ゼ」ではないとされています。
正確には、以下の2つを組み合わせた造語です。
- 「絶品(ぜっぴん)バーガー」(メイン商品)
- 「カフェテリア」(気軽に楽しめるお店)
この2つを合体させて「ゼッテリア(ZETTERIA)」と名付けられました。
親会社がゼンショーHDなので、「ゼンショーのゼ」だと思ってしまいまが、もともとの「ロッテリア」という名前自体が、親会社だった「ロッテ」+「カフェテリア」から作られたものでした。
そのため、新しいブランド名もその伝統(ネーミング法則)を引き継いで、「主力商品の名前」+「テリア」という形にしたのだと考えられます。
なので、
- 旧:ロッテ + テリア = ロッテリア
- 新:絶品 + テリア = ゼッテリア
という、非常に綺麗な「世代交代」のようなネーミングになっています。
とはいえ、運営しているのがゼンショーなので、多くの人が「ゼンショーのゼでもあるんだろうな」と裏の意味を感じ取ってしまうのは、ある意味で自然な反応かもしれません。


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