Xで外国人問題や政党批判を組織的に拡散する70個の不審なアカウントが判明しました。同時投稿や共通の絵文字など巧妙な手法で世論介入を図った疑いがあり、衆院選への影響も懸念されます。分析企業は、有事に備えた実験の可能性を指摘しており、情報の真偽を見極める注意が必要です。
SNSでの情報といかに付き合うべきか?
SNSは「個人の本音」が見える場である一方、今回のように「特定の意図を持った組織」が個人を装って紛れ込んでいることを忘れてはいけません。
- 情報の「川上」を確認する: 誰が最初に発信したのか、根拠となるソース(一次情報)があるかを確認する癖をつけましょう。
- 感情を揺さぶる投稿に注意: 怒りや不安を煽る投稿は拡散されやすい性質があります。感情的に反応しそうになった時こそ、一歩引いて「なぜこの情報は私を怒らせようとしているのか?」と考えることが大切です。
オールドメディアとSNS、どちらを信用する?
結論から言えば、どちらか一方を盲信するのではなく「情報の特性」を使い分けるのが賢明です。
| メディア種別 | メリット | デメリット |
| オールドメディア (新聞・テレビ) | 取材に基づき、裏付け(ファクトチェック)が行われている。責任の所在が明確。 | 速報性で劣る場合があり、媒体ごとの編集方針(偏り)が含まれる。 |
| SNS (X・YouTube等) | 圧倒的な速報性と、現場の生の声が届く。多様な視点に触れられる。 | 組織的な世論操作やデマが混じりやすく、情報の真偽判断が利用者に委ねられる。 |
不審な情報にだまされないためにはどうすればいいの?
今回の70アカウントの事例のように、巧妙な世論介入を見抜くには以下のポイントをチェックしてください。
- アカウントの「横のつながり」を見る: 全く別の人物に見えても、同じ時間に同じ内容を投稿していたり、プロフィールの定型文が似ていたりする場合は、組織的なボットや工作の可能性があります。
- 極端な主張の連続性を疑う: 特定の政党や団体を過剰に持ち上げる、あるいは叩く投稿ばかりをリポスト(転載)しているアカウントは、役割を与えられた「拡散用」かもしれません。
- 公式情報の照合: 疑わしいニュースを見かけたら、大手通信社や公的機関が同様の発表をしているか検索する習慣をつけましょう。
まとめ
現代の情報環境では、「見えている景色が誰かによって作られたものかもしれない」という健全な疑いを持つことが、自分たちの意思を守る盾になります。今回の衆院選のように重要な局面では、一つの投稿に一喜一憂せず、複数のソースを比較検討する「情報の多角化」を意識しましょう。


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