米Xは、利用率が0.4%未満と低迷していた「コミュニティ機能」を5月30日に廃止します。スパムの温床となり開発の妨げになっていたことも要因です。代替としてグループチャットの上限を順次1000人へ拡大し、参加用リンクを共有できる新機能を追加。大規模な群れは分割しての移行が推奨されています。
X Communitiesとは
特定のテーマや関心事を持つユーザー同士が、タイムラインとは切り離された専用のスペースで交流できる機能です。2021年に導入され、共通の趣味や目的を持つフォロワー外のユーザーとも繋がれる仕組みとして運用されてきました。
低迷の理由は?
主な理由は極端な利用率の低さと治安の悪化です。利用率は全体のわずか0.4%未満に留まっていました。さらに、X上のスパム報告の8割がこの機能に集中しており、金融詐欺やマルウェア拡散の温床となっていたことが、開発リソースを圧迫する大きな要因となりました。
ユーザーの反応は?
廃止発表を受け、ユーザーからは戸惑いの声も上がりました。当初の廃止予定日は5月6日とされていましたが、コミュニティ運営者や参加者からの「移行準備が間に合わない」といった意見を反映し、最終的には5月30日まで移行期間が延長される形となりました。
機能「XChat」のサービス拡張について
コミュニティの代替として、グループチャット(GC)機能が大幅に強化されます。
- 人数制限の緩和: 従来の350人から500人、さらに数週間以内には最大1000人まで拡大予定。
- 公開リンク機能: 「Groupchat Links」により、タイムライン上でチャットへの招待リンクを直接共有可能に。
- 移行の注意点: 1000人を超える大規模コミュニティは一括移行できないため、グループの分割が必要です。
まとめ
Xは、管理コストが高く利用者の少ない「コミュニティ機能」を切り捨て、よりダイレクトな交流ができる「グループチャット」への集約を図っています。スパム対策と開発効率の向上を優先した形ですが、大規模コミュニティにとっては運営形態の再編を迫られる大きな転換点となります。

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