SNS依存に陥る若者が増加中

生活・くらし

久里浜医療センターの調査で、10〜20代の6%(推計140万人)にSNSの「病的使用」の疑いがあることが判明しました。この層の約3割が利用を巡り家族へ暴言・暴力を振るうなど、深刻な実態が浮き彫りとなっています。専門家は孤独や不安が背景にあると指摘し、適切な指導の必要性を訴えています。

SNS依存に陥る原因は?

SNS依存の背景には、現実世界での孤独感や対人関係への不安があると考えられています。嫌な気持ちから逃れるためにSNSに没頭したり、オンラインでのつながりに過度に依存したりすることで、次第に利用をコントロールできなくなる「病的使用」の状態に陥ります。特に若年層はネット利用の低年齢化もあり、日常生活に支障をきたすほど依存が深刻化しやすい傾向にあります。

SNSとの上手な付き合いかた

まずは、自分が「使えない時に気分が悪くなる」「嫌なことから逃げるために使う」といった依存の兆候がないか自覚することが重要です。家庭内では、利用時間や場所について明確なルールを設け、SNS以外の居場所や趣味を持つことが推奨されます。また、依存が原因で家族への暴言・暴力に発展するケースもあるため、本人任せにせず、学校や地域、専門機関と連携して適切な利用方法を学んでいく姿勢が求められます。

まとめ

今回の調査で、10〜20代の若年層におけるSNS依存の実態が浮き彫りとなりました。病的使用が疑われる割合は他の年代に比べて突出して高く、引きこもりや家庭内トラブルなど深刻な社会問題に直結しています。ネット利用が当たり前となる中で、周囲の大人が異変にいち早く気づき、孤独や不安を解消できるサポート体制を整えていくことが急務といえます。

参考:相談窓口

1. 専門的な相談・治療を検討したい場合

ネット依存の専門外来がある医療機関や、公的な相談窓口です。

  • 国立病院機構 久里浜医療センター
    • 特徴: 日本で最初にネット依存外来を設置した専門機関。本人だけでなく家族向けのワークショップも充実しています。
    • 初診予約: 046-876-6591(平日 8:30〜15:00)
  • 精神保健福祉センター(全国各地)
    • 特徴: 各都道府県・政令指定都市に設置されている公的機関。こころの健康や依存症について、本人や家族から無料で相談を受け付けています。
    • 探し方: 「(お住まいの地域名) 精神保健福祉センター」で検索してください。

2. まずは話を聞いてほしい場合(電話相談)

匿名で、今のつらい気持ちをすぐに話せる窓口です。

  • よりそいホットライン
    • 電話: 0120-279-338(24時間・年中無休 / 無料)
    • 内容: どんな悩みでも受け止めてくれる全国共通のフリーダイヤル。ガイダンスに従って、性別や年齢、悩みの種類に合わせた専門の相談員に繋がります。
  • こころの健康相談統一ダイヤル
    • 電話: 0570-064-556(受付時間は自治体により異なる)
    • 内容: 電話をかけた所在地の公的な相談機関に繋がります。

3. SNSやチャットで相談したい場合(若年層向け)

SNSが手放せないからこそ、同じSNSを使って相談するのも一つの手です。

  • あなたのいばしょ(チャット相談)
    • 特徴: 24時間365日、誰でも無料・匿名でチャット相談ができます。
    • 公式サイト: https://talkme.jp/
  • チャイルドライン(18歳までの子ども専用)
    • 特徴: 18歳までの子どもが対象。電話のほか、チャットでの相談も受け付けています。
    • 電話: 0120-99-7777(16:00〜21:00)
    • チャット: https://childline.or.jp/

「家族が暴言・暴力を振るう」など緊急性が高い場合 命の危険や、家庭内での暴力が激しい場合は、我慢せずに警察(110番)や児童相談所虐待対応ダイヤル(189)へ連絡してください。

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