今や国民病となった「睡眠障害」 診療科目に追加の方針固まる

生活・くらし

厚生労働省の専門部会は、不眠症などの「睡眠障害」を医療機関が掲げる診療科名に追加する方針を了承しました。2026年夏頃の施行を目指しています。日本人の5人に1人が睡眠問題を抱える中、「内科(睡眠障害)」などと明示することで、患者が適切な受診先を見つけやすくなることが期待されます。

睡眠障害とは?

不眠症をはじめ、日中に激しい眠気に襲われる「過眠症」、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」など、睡眠に関連する病気の総称です。日本人の5人に1人が何らかの睡眠問題を抱えているとされており、厚生労働省は2026年夏ごろまでに、医療機関が掲げる診療科名に「睡眠障害」を追加できる方針を固めました。

自覚していない場合もある

睡眠障害は、単に「寝付けない」という症状だけではありません。「しっかり寝ているつもりなのに日中の集中力が続かない」「家族にいびきや無呼吸を指摘される」といった、本人が気づきにくいサインも多く含まれます。診療科名が明記されることで、こうした潜在的な患者が適切な専門医療へアクセスしやすくなることが期待されています。

睡眠障害の原因とは?(スマホ利用の影響など)

睡眠障害の原因は、精神的ストレスや生活習慣の乱れなど多岐にわたります。特に現代において深刻なのが、就寝直前までのスマートフォン利用です。

  • ブルーライトの影響: スマホから発せられる光は、眠りを誘うホルモン「メラトニン」の分泌を抑制し、脳を昼間のような覚醒状態にしてしまいます。
  • 脳への刺激: SNSや動画視聴による情報流入は、自律神経を興奮(交感神経優位)させ、リラックスを妨げます。
  • 身体的要因: その他、気道の閉塞(耳鼻咽喉科的要因)など身体の病気が隠れている場合もあります。

まとめ

睡眠障害は、スマホ普及などの環境変化により誰もが直面しうる身近な問題です。これまでは「どこで受診すればいいか分からない」という課題がありましたが、今後は「睡眠障害内科」や「精神科(睡眠障害)」といった名称を掲げる医療機関が増えることで、早期発見と適切な治療が進むことが期待されています。

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